ロードバイク好きの教員日記

ロードバイク好きのおっさんが、日々の徒然を語ります

しまなみ海道のこと その11 向島から尾道への三種類の渡船

因島を堪能して向島に来ると、尾道はもう直ぐそこです。ブルーラインに従っていくと、渡船場に到着します。尾道までは、有名な尾道水道を渡らなければいけません。車であれば新尾道大橋を通るということもできるようですが、自転車はそうはいきません。渡船に乗る必要があります(車も渡船に乗ることが多いです)。
 
渡船は三種類あります。もっともポピュラーなのが、向島運航です。JR尾道駅に一番近く、ほぼ目の前にあるという点がその理由でしょう。尾道からしまなみ海道を走破しようという人も、こちらを使うことが多いとおもいます。向島側には自転車置き場があり、地元の方も多く利用されているようです。
 
何時に出発だとかいうダイヤはありません。お客さんを乗せて尾道へ行き、尾道側で待っているお客さんを乗せたらすぐに向島側に行く。その繰り返しです(これは、どの渡船も同じです)。費用は110円。乗船してから係りの人が来るので、渡します。
 

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向島運航。写真にあるように、両サイドに休憩室があります。こうした船を運用しているのは向島運航のみです。
 

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尾道へ向かいます。向かいに見えるのは福本渡船(後述)です。
 

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尾道はもうすぐです。
 
さて、ボクがよく使うのは向島運航ではありません。こちらの福本渡船です。
 

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自転車や歩行者だけでなく、自動車も多く載せる福本渡船。大林宣彦映画でもロケ地としてよく利用される渡船です。主人公が自転車で勢いよく乗るシーンが多いです。なぜ、ボクがこの福本渡船を中心に利用しているのかというと、ロケ地として利用されることが多いというのも理由の一つですが、もう一つ理由があります。
 

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写真の右上をごらんください。自転車込みで運賃が70円です。尾道側の到着場所が、JR尾道駅から少し遠いのですが、自転車で数分の違いです。向島運航とさほど変わらないのにもかかわらず、40円の違いがあります。そうしたところが、ボクが福本渡船を選ぶ理由ですね。
 
最後の渡船が、尾道渡船です。
福本渡船よりもさらにJR尾道駅から遠く離れたところにある上に、運賃が自転車込みで110円。一回だけ乗りましたが、あまり実用性を感じず、2回目以降は乗ったことがありません。とはいえ、船の係りの人がすごく親切で、たかだか4分程度の船旅なのですが、観光についてなど様々なことを教えてくれました。
 

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この日は、郵便局の車が乗り入れてました。福本渡船ではタクシーが乗ることも。
 
たった4分程度の船旅ですが、ボクにとっては、しまなみ海道を走ってきた疲れを癒し、尾道が間近に迫ってくることを噛み締める時間です。