ロードバイク好きの教員日記

ロードバイク好きのおっさんが、日々の徒然を語ります

しまなみ海道のこと その10 因島大橋とあの映画のロケ地

因島を堪能したあとは、尾道はもうすぐです。まずは、最後にふさわしい、一風変わった因島大橋
 

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その内部はこんな感じになっています。
 

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左の緑色のレーンが歩行者、右のレーンが自転車及びバイク。屋根のように見えますが、こちらは、自動車用の道路です。すぐ上を自動車が走るというわけでもなく、見事に作ってあるので、自動車の走る音が響いてくるというようなことはありません。
 
因島大橋に別れを告げると、向島です。まずはこちらの景色が出迎えてくれます。
 

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北野映画の『HANA-BI』のラストシーンに出てきたような砂浜。実は、しまなみ海道を自転車で走っていて、これほどの砂浜を見る機会は今までないです。サンセットビーチなど、一旦自転車を降りればいくらでもあるのでしょうが。
 
さらに自転車を進めると、
 

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向島大橋です。向島と、隣の岩子島を結ぶ橋で、尾道に行くためには渡る必要はありません。が…
 

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こうなんですよね。ボクが高校時代に何度も見た、いわば青春の映画ともいうべき、大林宣彦監督作品『ふたり』のロケ地なんですね。不慮の事故で亡くなった姉(中嶋朋子)が、何をやってもダメな妹(石田ひかり)の元に幽霊となって戻って来るという話です。ここは確か、マラソン大会で石田ひかりたちが走った場所です。
 
この記事で紹介した写真のほとんどは、今治からロードバイクで走った時に撮ったものではありません。一旦尾道についてから、写真にある、尾道メイドの小径車『凪スピード』を借りてから、撮影したものです。
 

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尾道メイドの小径車、『凪スピード』。非常に取り回しが良い上に、快適に高速走行できる名車です。レンタルされているものは、「しまなみブルー」と「はっさくオレンジ」の二色。「はっさくオレンジ」の方が、後からレンタルされたので、綺麗です。本体価格は、結構な値段するのですが、実質500円(レンタサイクルのスポットで、1500円支払ってレンタルします。同じ場所に戻ってきて返却すれば1000円が戻ってきます)でレンタルできます。
 
アンデックス(凪スピードの製作)
 
レンタサイクル
 
さて、同じく『ふたり』のロケ地を。
 

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マラソン大会で、石田ひかりがとてつもなく速い同級生に追いかけられるというシーンで使われた場所です。トンネルですが、照明があるわけではないので、ここを通る時は本当に怖かったです(写真にあるように、めちゃくちゃ暑く、明るい日だったにもかかわらず、です)。地元の方はどうされているのでしょう。
 

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のどかな風景です。岩子島は別にしまなみ海道を渡るのに必要な場所ではありませんが、こうした寄り道もしまなみ海道の面白さのひとつです。
 
向島までくると、尾道はもう直ぐです。