しまなみ海道のこと その3 来島海峡大橋と亀老山
グルングルンと回って、来島海峡大橋に向かいます。
しまなみ海道の中で一番大きな橋らしく、走りごたえがあります。「海の上を走っているよう」とはよく言われますが、まさしくその通りで、大変気持ち良いです。ただ、本当に少しずつですが、登りになっています。往路の場合は、テンションが高くて問題ないのですが、復路で疲れていると緩やかな傾斜が堪えます。
しまなみ海道によく行くという話を、ボクの高校時代の恩師であり、現在の上長にしたところ、恩師の奥様が大島出身とのことでした。登山が趣味でもある恩師は、
「亀老山からの眺めはすごくいいよ」
と、勧めてくれました。さすがに、これから70km走る段階で、山に登ろうという気力はなく、かといって70km走ってきて、さらに30km走らなければいけない段階で山に登るだけの体力もありません。
「ぜひ登りたいです」
と言いながら、登らないまま数回過ごしていると(苦笑)
「いや、本当に素晴らしいから。騙されたと思って行ってみて」
とのこと。さすがにそこまで言われると行かないわけにはいきません。往路ではなく、復路で登ってみることにしました。
いざ登ってみると、かなりの坂道。もともとの貧脚に加えて、疲れも手伝い、途中で立ち止まることもしばしば。そして、どうにかこうにか、頂上へ。
頂上にたどり着いたものだけが楽しめる塩アイスがこちら。
簡単な展望台の他にもこんなところが。
ここからの景色はなかなかのものです。
ただ、結論としては…
しんどかった、だまされた…
という感じです。帰ってきてから恩師にそれを報告すると、
「えっ!? そうなんや、そんなにしんどかったんや。ボクらは車でスイスイ登るだけやからな」
「えっ? 歩いて登ってらっしゃるんじゃないですか?」
「えっ?」
「…えっ?」
ってな感じでした(笑)まぁ、行ってよかったのはよかったんですけどね。